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日射遮蔽と日射取得

日射遮蔽と日射取得


今年の夏はまさしく猛暑で、「屋内でも熱中症の危険がある」と、TVなどでも警戒を呼び掛けているのをずいぶん耳にしました。「本当に夏涼しい高気密、高断熱住宅」がまさしく求められています。夏涼しく過ごすには、断熱性能はもちろんですが、「熱風をいれない」「日射を取り込まない(窓)」という工夫が大変重要になります。窓に関しますと、夏は「日射を取り込まない」のですが、冬は「日射を取り入れたい」という事があります。東西の窓、南の窓の各々に「どういった窓を入れるか、どんな日射遮蔽を行うか」を検討するのですが、その検討のもとになるのが、「窓の日射侵入図」です。この図は、お客様の家ごとに、建物の真南からの振れ、バルコニーの出幅、ひさしの出、窓の取り付け高さ、等で変わってきます。当社では、このお客様固有の「窓の日射侵入図」を作成できるようになりました。図に例示して説明したいと思います。

日影図をご存知ですか?

 日影図とは「建物の影が、季節ごとに各時間でどのように変化するか?」を図示したものです。本来は「自分の家が隣地に対して、どのように影を伸ばすか?」をチェックする為のものですが、当社では、土地の購入を計画しているお客様に、周囲建物の日影図をお渡しして土地判断の参考にしてもらっています。
 日影は、①建物の南面からの振れ具合②夏至→秋分→冬至→春分の季節  ③1日の時間ごとによって変わってきます。地球全体で考えると、経度、緯度によっても変わりますが、この地域であれば同一でかまいません。
図1は、「建物=40坪、総2階、真南向き、春秋分時、AM9:00〜PM4:00」という日影図です。

図2は、同じ建物が、南南西向きに(22.5度)振れた場合

図3は、その向きで、冬至の日影


日射侵入図は、この日影図のソフトを利用して作成します。


図4は 南南西に22.5度振れた建物の7月21日の日射侵入図です。(AM8:00~正午)夏至(6月21日)から1か月後という事で、太陽が高く、軒先や跳ねだしバルコニーが日射遮蔽によく効いているのが見て取れます。


図5は 同じ建物の、8月21日の日射侵入図です。(AM8:00~PM2:00) まだまだ暑い時期ですが、太陽が下がってくるので、日射は侵入しやすくなります。しかし、窓の下半分をガードすれば日射遮蔽は十分な結果を得られる事もわかります。


図6は 同じ建物の 冬至(12月22日)における日射侵入図です。この時期は日射遮蔽ではなく、日射取得の観点から図をみます。跳ねだしバルコニーは、夏の日射遮蔽にも、冬の日射取得にもうまく機能しているのがわかります。



以上のように、この様な「日射侵入図」をお客様ごとに作成して、窓の仕様決定の判断材料とします。窓も、断熱性能は同じでも、日射透過率が異なるガラス種類を選択する必要があります。日射遮蔽ツールにしても、外付けスクリーン、HRシェイド、HRフィルム、HRオーニング、ハーフタイプ洋風ヨシズ等、費用対効果を考えて最適なツールを選択することが重要になります。 「本当に夏涼しい高気密、高断熱住宅」にはすべての窓の日射遮蔽と日射取得をプロデュースする技術が求められると思います。 「窓の日射侵入図」もこの技術の一端を担うもので、「手厚さが増した」とうれしく思っています。





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