光熱費調査2011|諏訪・松本・伊那の注文住宅ホームライト 長野県の気候に適した暖かい家づくり

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光熱費調査

光熱費調査 2011

■省エネ住宅と宣伝しているのに データを示さない不思議

「省エネ住宅、エコハウス、スマートハウスと言う宣伝文句を目にしない日はない。」と思えるような昨今です。「いろいろな会社があるけれど、どの省エネ住宅が優れているか比べたい。」こう考えるのが普通の人です。ところが、この数多のエコハウスを比較するのが至難の業です。比較ポイントは、はっきりしています。「費用対効果=省エネ住宅にするための費用と、省エネ効果」の2点です。家全体の比較となればポイントが多く難しいと思いますが、ことエコハウスをお客様の立場で比べるには、費用と効果の2点で足ります。費用は、見積を取ればあいまいでなく、明らかになります。では、省エネ効果はどうか?「実験棟では・・であった。」「シミュレーションでは・・になるはず。」「この工法を採用しているので・・になるはず。」といったあいまいな数値しか開示されていません。 「では、私が今、建てようとしている家の光熱費は何円で、消費エネルギーは何KW?」という当たり前の質問に、根拠を持った答えが得られないと言うのが現実です。実際に暮らしている方が、何円で、何KWでお暮らしになっているのか?そのデータこそが、お客様の判断の根拠とされるべきです。その意味では、グラフ2の分布図がお客様にとっては、興味深いのではないかと思います。



■東日本大震災の影響有り

2011年6月~2012年5月の光熱費集計が出ましたので、報告させていただきます。直近5年間新築 61棟中 2世帯住宅7棟、単身世帯1棟を除く 53棟様の平均です。 年間光熱費平均=129,994円/年、年間消費電力平均=7,174KWH/年 という結果でした。 昨年実績より約1万円のアップで、残念な結果ですが、これは次に述べるよう「3・11大震災」後の 「電気料における燃料調整費」の高騰が主原因です。「燃料調整費」「再生エネルギー賦課金」「太陽光発電促進賦課金」等、電気料の事実上の値上げについては次にのべます。

燃料調整費、再生エネルギー賦課金、太陽光発電促進賦課金・・電気料金はアップします 

請求電気料=基本料+電気料金+燃料調整費+再生エネルギー賦課金+太陽光発電促進賦課金
このように 電気料金は「基本料プラス 使用電力×単価」(時間帯によって異なる)というのが原則ですが、これに「燃料調整費」というのが、各月ごとに増減されます。(安くなる場合もあります) 現に前年(H22.6~H23.5)の年間燃料調整費はマイナス2,396円(当社平均)でありました。東日本大震災の後、原発の非稼働などにより、燃料調整費がアップし、(H23.6~H24.5)ではプラス7,916円(当社平均)となり、差し引き10,312円のアップとなったのです。今までも、原油の値上がりとかに連動して、燃料調整費は上下したのですが、今後は、原発の再稼働状況、メガソーラー等の供給状況によって異なりますが、昨年並みに(高止まりに)推移していくのではないかと思われます。また 平成21年4月より「太陽光発電促進賦課金」として年間789円(当社平均)が付加されています。また 平成24年7月よりは「再生エネルギー賦課金」として年間1,578円(当社平均)が付加されます。  グラフ1からわかるように、H23年5月までの4年間の当社光熱費平均は119,353円ですが、本年以降は 約130,000円が平均額になっていくと予想できます。ただし、当社のオール電化住宅の特長は「消費電力量が少ない」と言うことです。消費電力量平均 7,174KWH/年というのは、大変少ない数値です。ちなみにH20年の諏訪管内 蓄熱暖房のオール電化住宅では、平均が 15,091KWH/年であり、電気料金のアップも大きくなります。下表に比較しました。 



このように、当社の住宅は、「基本料の割引に頼らず、消費電力そのものが少ない」為、料金のアップにも抵抗力がありますが、一昨年までに比べて、年間12,679円のアップを覚悟する必要があります。



■5年累計 158事例になりました

2007年から本格的な光熱費調査を始めて5年となりました。以前には、2004年にも調査を行っていますが、2007年以降は継続して調査を行っています。これもひとえにOB客様のおかげと感謝いたします。調査開始時は、「20棟データがそろったところで」とかで、毎年の調査期間を決めていませんでしたが、社の事情で、「6月~翌5月」の調査が都合良く、以前のデータも「6月~翌5月」で、整理しなおしました。来年以降も「6月~翌5月」で調査報告をしていきたいと思います。
 このように 5年の継続調査によって、合計158事例のデータを蓄積することが出来ました。もちろん、何年分もデータをいただいているお宅もありますが、毎年毎年、寒さ暑さも違いますし、お子様も成長なさってきます。その点から見ると、158事例の光熱費調査というのは価値が高いものであると思います。またお客様にとって気になるのは、平均光熱費より、「158事例各々の実光熱費=即ち、グラフ2の分布図」だと思います。というのも「お客様の計画する住宅の光熱費は、この分布図のどこかに位置するはず」だからです。
 例えば、私は今、社用車であるプリウスに乗っています。社で構造設計をお願いしている山口さんも同じ型式のプリウスに乗っています。私の場合、夏は20~21K/L,冬は18~19K/Lの燃費ですが、山口さんは夏は 25~26K/L,冬でも 22~23K/L,の燃費だそうです。このように実際の生活に使って記録された燃費データを158事例集めた分布図があれば、プリウスを買おうとしている方には、「実際に乗ると燃費は何Kか?」という予想がかなり正確に出来ると思います。


光熱費保証の実績報告


■はじめに

 当社が光熱費保証制度をはじめてから、約2年が過ぎました。お引渡しから1年が経過して、はじめて実績比較が出来ますので、本年2012年6月時点で、20棟様の実績を報告できることになりました。当社の年間完工棟数が15棟位で、3年間の光熱費保証をしますので、延べ数では45棟前後の保証棟数になります。実際2014年6月の報告では、43棟以上様の実績報告ができ、その年以降は 毎年45棟前後の実績報告をすることが出来る予定です。「光熱費保証住宅」だからといって、光熱費の平均データが変わるわけではありませんので、例年行っている光熱費調査の報告と同じ数値になるのですが、「保証住宅数に対して実際に超過分が支払われた住宅が何棟であったのか?」「その支払い額は?」「保証額と実績額との差額平均は?」とかの情報はお客様としては興味深いものであると思います。

■光熱費保証住宅の全国的な動き

 2年前に「日経ホームビルダ-」に当社の光熱費保証住宅を取り上げてもらいました。「日経ホームビルダー」は建築に関する全国版の月刊誌です。この誌上での記事が「光熱費保証住宅」の名を全国にデビューさせた最初だと思われます。この時点では、インターネットで「光熱費保証住宅」と検索しても、わずかなヒットしかせず、札幌の会社と、当社の2社だけが、光熱費保証を実際に行っているだけでした。現在、同様に検索しますと、ヒット数は飛躍的に多くなり、その内5社くらいが光熱費保証を掲げているようです。なかでも、本年1月に「アキュラホーム」が「自社のスマートハウスに対し、1律マイナス5万円(1年)の光熱費保証を行う。」というニュースは、結構大きく取り上げられました。記事によっては、「マイナス保証額の保証制度は、業界初!!」と紹介しているものもありました。当社を業界の1部に数えるならば「業界初は、当社」、ではあります。まあ、「元祖紋次郎ラーメン」と「本家紋次郎ラーメン」のどっちが?見たいな事を言ってもしょうがありませんが、この勢いで「光熱費保証住宅」が全国に拡がれば、先陣を切った当社としても、うれしく思います。  「日経ホームビルダー」さんは、2年ぶりに、先月、「光熱費保証住宅のその後、他」ということで、当社を取材にみえてくれました。来月号に掲載されるとのことですので、今から楽しみにしているところです。

■光熱費保証住宅と光熱費サービス住宅の違い

 当社が光熱費保証を始めた理由は2つあります。1つは「当社の光熱費データを信じてもらうため」もう1つは、「暖房システムの使用法を、当社の希望するとおりに行ってもらうため」です。(「いわれる様な使い方をしたら、電気料がすごくかかりそうで心配です。」「大丈夫、当社の薦めるように使ってください。光熱費は保証します。」といった意味です。)  1点めについてOB客様は本当に良くお分かりだと思います。「冬暖かい、快適です。」まではわかってもらえるけれど、「光熱費だけは、誰も信じてくれない」→「結局、光熱費に関しては、人に話さない事にしている。」というお話を複数のOB客様からうかがっています。実際、見込み客様と話していても、「良いのはわかったけれど、やっぱり信じられない」と言うお客様が結構いらっしゃいます。「では、当社が嘘を言っている?」「そうは思わないが、やっぱり信じられない」といったやり取りを、かなり頻繁にします。また、当社は、口コミ、紹介が受注の主力ですから、OB客様の感想が信じられないということになると、会社の存亡の危機です。  そんなことから、集積した光熱費データに1万円~1万5千円くらい上乗せして、「光熱費保証住宅」を打ち出したのです。この経緯からもわかるように、光熱費保証制度よりその実績報告の方が、社にとって意味が重いのです。光熱費保証住宅にとっては、「光熱費保証のラインが以下に低いか」また「お客様の実績は保証の範囲におさまるのか」という2点が大きな問題なのです。  対して「光熱費サービス住宅」という手法も以前からあります。これは、光熱費全額を1年(たいがい1年)社で負担します。もしくは,かなり低い光熱費予想を立てて、それを超えたら超えた分を社で負担します。(たいがい1年)というものです。これは実績報告が伴わなければ、「契約してくれたら1年分の光熱費サービスしますよ」ということになってしまいます。今、光熱費保証を打ち出している数社が、(今度は光熱費データが確実に手に入るので、)その実績報告を公開してくれることを切に望みます。

■実績報告20棟様 保証額内17棟 保証額超3棟

 いよいよ実績報告に入ります。本年6月時点で、保証額精算されたお客様が20棟、その内4棟様は、すでに保証2年目になります。 データ詳細は 下表になります。



■まとめ
 まず、太陽光が搭載されていない住宅7棟様につき、保証額の平均が、133,571円に対し、実績平均は、117,715円であり、保証額に対し、平均15,866円低い額でした。7棟様の内、6棟様が保証額の範囲におさまりました。
続いて、太陽光搭載の住宅13棟様につき、保証額の平均が、マイナス47,692円に対し、実績平均はマイナス77,791円であり、保証額に対し、平均 30,099円低い額でした。13棟様の内、11棟様が保証額の範囲に納まりました。
 

結果から、
1、お客様の実績は、保証額より平均的に、約25,000円内輪であった。
2、20棟様の内17棟様が保証額の内輪におさまった。
3、太陽光発電搭載住宅の光熱費予想は、さらに精度を上げる必要がある。
4、電気料の値上げ、燃料調整費の変動を保証額に反映する必要がある
といったことが、今回の感想でした。当社の太陽光搭載住宅のお客様の保証額平均=マイナス47,692円(実績はマイナス77,791円)でしたが、「アキュラホーム」さんの保証額は、マイナス5万円です。他社さんの実績データ公開で比較できるのを楽しみに待ちたいと思います。

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