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家づくり考

第六回. 夏暑くない家づくり、窓面からの日射対策について

高気密・高断熱住宅は、冬寒くなく、夏暑くない『新体感』が可能な住宅である事を前回で述べさせていただきました。今回は具体的な手法についてお話ししたいと思います。
 まず第一に高気密化・高断熱化が基本的条件として、話しを進めます。前回でお話しさせていただいたとおり、窓から侵入する太陽エネルギーの熱は非常に大きいわけです。従って、この窓からの日射燃の侵入を防ぐ方法について考えてみます。
 特に問題となるのは西日です。南面については、夏と冬の日射角度の違いにより、大きな開口(窓)をとっても、冬は好条件になり、夏はそれほど悪影響を与える部分にはなりづらいわけです。(図1)



冬夏ただし、いくつかの工夫は必要となります。ところが西日は、夏冬関係なく長時間室内に影響を及ぼし、冬の西日はありがたいが、夏の西日はまことに不快となるわけです。日射の遮へいをするのには、室内側での日除け、外部での日除け、ガラス面での日除け、の三つの方法があります。最も簡単で一般的な方法は、室内の日除けです。ブラインド・カーテン・障子なによる遮へいですが、ブラインド・カーテンで約三〇%、障子で約五〇%の遮へいになるというデータがあります。これでは効果不足です。外部で遮へいする方法として、外付のブラインド、昔ながらのスダレ等があり、約七〇%位遮へいし、効果的といえます。
 次にガラス面での遮へいですが、普通の一枚ガラスは0%。ペアガラスで十五%位の遮へいとなります。この他ペアガラスに特殊のコーティングを施したサッシが流通しはじめました。この商品ですと七〇%位遮へいされます。
 ちなみに私共では二年程前から使用し、大きな効果を得ています。また私のお客様で、建物の西側に木を配列されて夏は青々とした木の葉により日射を遮へいし、冬には、その木の葉は落ちているわけですから、充分な日射しを室内に入れている方があります。自然を利用した夏・冬の日射対策といえます。
 『西面に窓はいらない』と極論する方もいますが、窓からは、通風・採光の意味もありますのでプラン時点で、日射遮へい、通風、採光の見地からの検討が必要となります。ちなみに夏の場合、気流一メートルで体感温度は二〜三℃下がるといわれています。
 この窓面部分の対策だけでなく、地熱(夏は涼しい)利用等を併用する事により、夏暑くない環境は確実に出来ます。今までの号でもお話しさせていただきましたが、快適な環境をつくり出す為には、様々な工夫も必要となりますが、本当の快適性(熱的環境)は、家全体の熱損失係数により、ほぼ決まってきます。防暑・防寒が両立する家は、近未来でなく今既にあるわけです。

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