家づくり考|諏訪・松本・伊那の注文住宅ホームライト 長野県の気候に適した暖かい家づくり

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家づくり考

第五回. 冬暖かい住宅と夏涼しい住宅は両立するのか?

高気密高断熱住宅は、第二回の文面にて説明させていただいた様に、「新体感」の冬でも快適な熱環境を作り出しますし、誰にでも理解されやすい事の様です。これに対して、打合せのお客様から、「……とすると、夏は暑いんじゃないの?」という質問が必ず出てまいります。結論から申し上げれぱ、「今までの住宅よりはずっと涼しい状態を得られる可能性がある」と言えます。わかりにくい表現なのですが、一つずつ検討してみましょう。
 高気密高断熱住宅ですと、家の内、外を熱的に区画しているわけですから、屋根、壁等から熱が入りにくくなっている構造です。例えぱ真夏の2階天井面の温度は、通常の建物に比べて5℃〜8℃低いといわれています。これが基本的構造なのですが、一度入った熱は、逃げにくいという特徴も持っています。この様に構造的には、遮熱性に優れているわけですから、夏涼しい状態を得る為には、ちょっとした対策を講じれば良いわけです。防暑の対策として、?日射の遮へい。?通風(排熱)。?地熱の利用。などが考えられます。日射の遮へいは、高気密高断熟でなくても非常に重要です。昔から「西日が強くてね。」などの様に表現されているわけですが、窓から室内に入ってくるエネルギーは、一般的に約四〇〇〇キロカロリー/h以上あり、つまり、真夏の暑い時期に、ストーブを運転している様な状態にあるわけです。従って、この窓面からの日射を防ぐ方法を考える必要が有ります。いくつかの方法がありますが、この方法を明確にお客様に説明出来るかどうかがポイントとなります。 
 通風については、高気密高断熱住宅は、窓を開けると通風がしやすいという事がわかっています。住宅の計画の際には、窓の位置、大きさ等を考え、その土地の風向にも注意した上での通風計画をする事が大切です。地熱利用についてですが、一年中安定した地熱(冬は外気温よりすごく暖かい、夏は外気温よりすごく涼しい)を室内に影響させる工法を導入しているホームビルダーもありますので、参考にしてみたらいかがでしようか?
 この様ないくつかの工夫をする事により、夏の住宅の熱的環境は、冬と同様に「新体感」の快適性を作り出す事が可能なのです。
 高気密高断熱住宅の夏冬の体感は、「冬寒くない夏暑くない」まさにこんな感じです。防寒、防暑には様々な工夫と技術が必要ですが、防寒、防暑の家造りは確実に可能である事も事実といえます。
 次回はさらに防暑対策について、具体的な手法をお語しさせていただきます。

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