家づくり考|諏訪・松本・伊那の注文住宅ホームライト 長野県の気候に適した暖かい家づくり

電話番号0266-54-7767

家づくり考

第十六回. 次世代省エネ基準について

10月27日(土)晴天の午後、紅葉で有名な岡谷市の出早雄神杜に行って来ました。色とりどりの木々の葉が秋空の下、鮮やかに目に入ります。木もれ陽が、落ち葉を燃やす煙りの中に揺れています。絵を描く人、写真を撮る人、宴席で頬を染めている人。今年はいつもの年に比べ暖かな陽気のためか数多くの人、人、人で賑わっています。この諏訪の地では、桜の見頃から紅葉の季節までがちょうど6ヶ月(180日)です。半年毎、桜と紅葉が繰り返され、まさに四季をあんばい良く感ずることが出来ます。全国の桜の季節から紅葉までの間と、年平均気温には大きな関係がある事が解りました。桜、紅葉はもとより雪、青葉、入道雲、等で四季折々楽しませて



くれます。そんな、情緒溢れる日本の気候(特に気温)を元にして、【快適でありながら、省エネルギー】の住宅造りを目指した『次世代省エネルギー基準法』が98年に制定されました。この法律は、簡単に表現すれば気温条件に適した断熱性能をもった住宅造りをしましょうといった内容のもので、日本を六つの地域に区分しました。
(地域区分)1地域 北海道 2地域 青森、秋田、岩手 3地域 長野、宮城、山形他3県 4地域東京、等ほとんどの県 5地域 宮崎、鹿児島 6地域 沖縄 さらにこれを市町村別に細かく区分し、長野県の約半分の市町村は3地域でなく2地域に指定されました。この基準を満たした住宅をきちんと造ればかなり「快適で、省エネ」の住宅が出来るのですが、実際にこの基準を満たした新築の家は全国的に見てまだ半分以下のようです。家造りをお考えの皆様がこの『省エネ基準法』をどの位知っているか解りませんが、少なくとも最低限自分の建てる家の場所がどの地域に区分されているか、また造り手がどの程度それに取り組んでいるかを知って事を進めるべきと思います。しかしながらこの省エネ基準を満たしていればそれで良いのかというと、実はそれは最低限満たすべき基準であり、私個人とすれば基準以上の物をぜひ造っていただきたいと考えています。「基準があるからそれをクリアーする」のではなく、「基準は最低限必要なもの」と考えたいわけです。家造りの要素はこればかりでない。のは当然で、様々な要素、要件があるわけですが、熱的環境が優れ、しかもランニングコストの低い住宅造り、長持ちする家造りのためにはこの基準をクリアーすることが最も基本的事項であると考えています。この諏訪の地で「1地域の基準をクリアーした住宅の温度環境とランニングコスト」「2地域の基準をクリアーした住宅の温度環境とランニングコスト」「3地域の基準をクリアーした住宅の温度環境とランニングコスト」の実際のデータを持っていますので、今後順次ご報告させていただきたいと思っています。21世紀の幕開けの今年は、大雪に始まり、7月からの猛暑と異常な気象が続きました。やっとここにきて本来の気候になっていますが、今後地球温暖化傾向も見据えての家造りもさらに真剣に検討されるべきで、本当の意昧での「夏熱くなく、冬寒くなく、ランニングコストの低い家」が一般的に流通するよう力を出していこうと考えています。モミジが赤、黄、茶と境内を美しく彩っています。来た時より斜めになった光が、より紅葉を引き立たせていますが、急に寒くなってきて境内を後にする人も多くなってきました。「あと180日後は桜の季節だな」などと思いながら帰路につきました。

資料ご請求・お問い合わせ・ご相談は無料です。お気軽にどうぞ!
  • 資料請求・お問い合わせ
  • 電話番号0266-54-7767
  • お問い合わせ・資料請求はこちら

pagetop

CLOSE X

ホームライト

0266-54-7767

CLOSE X